“抗加齢ドック”運用上の工夫です
もっぱら私が担当している当センター“抗加齢ドック”のセールスポイントは被曝のないMRIによる内臓脂肪面積測定など、たくさんあります。その中でも特に強調したいのは、検査を受けられた方への説明を検査終了次第2時間ほどで報告書とともに行っている事です。これを実践するためにさまざまな試行錯誤を行いました。そして現在は、アナムネ聴取から診察、データ作成とその結果入力、所見記載、各被験者の個人データベース作製まで私一人が円滑に作業できるPC環境を構築し運用しています。
オーダリングシステム端末モニターを解析PCのセカンドモニターとして利用
同じ作業デスク上にオーダリング端末とデータ解析・保存用PCそれぞれの本体とモニターを置いています。オーダリングシステムは外部と非接続、データ解析・保存PCはインターネット接続環境下にあります。発生した画像データはオーダリングシステム内の画像DBに保存され、そのデータは、必要時に相互USB接続で解析・保存用PCへ即時転送できるようになっています。オーダリングシステムにある採血データは今のところ出力されたものを手入力です。MRI画像のうち、全脳と海馬萎縮度%を測定するVSRAD用データ、腹部内臓脂肪データはDICOM画像で解析PCに転送されます。そのほかの画像はJPEG画像で報告書にも印刷利用しています。オーダリングシステム端末からの画像転送が終わると、そのモニターは入力切替により解析・保存用PCのサブモニターに早変わりします。
バイタルと診察所見、体組成、臨床生理検査データ、超音波骨密度、頸部エコー、体力測定とバランス能力測定結果を手入力してFMPro14利用のフォーマットに入力して報告書完成
VSRADによる解析、諸々の検査結果入力には、画像解析ソフト、PaperPortPro14、FMPro11をほぼ同時に使用してデータのやり取りを行います。このときにデュアルモニターが威力を発揮するのです。
被験者本人のアナムネ聴取と診察、結果の解析から報告書作成までほとんど私一人で行い、午前中一杯の検査結果を効率よくまとめて午後2時頃には結果の説明と生活指導を行います。昼食はドックの仕事が終わってから。みずから医者を酷使するシチュエーションを作っています。だれか助っ人医師が来ないかなー・・・・
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