師走の気ぜわしい最中、楽しんできました
師走の気ぜわしさに加え、総選挙最終日。この一日も慌ただしく過ぎようとしている13日土曜日、風邪気味でやや不良な体調をおして『池辺晋一郎とN響団友オーケストラ』を聴きに秋田市文化会館まで足を運びました。地元秋田でのこういった類のコンサートはごく少ないのは勿論です。その数少ない機会もなかなか時間をとれないのが実情。しかし永年、池辺氏の「N響アワー」で軽妙なトークに魅せられ、また時代風潮に媚びない生き方に共感していたから、是非一度実際にその人となりを見たい思っていました。
当日の軽妙なトークと指揮、バランスとれた曲目
当日はクラシック3曲ずつを前後にはさみ、大河ドラマのテーマ3曲(2曲が池辺さんの作曲、1曲は吉俣良氏)、そしてアンコール1曲の計10曲が池辺さんの指揮で披露され大いに楽しんできました。特に2曲目のメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調は宇根京子さんの独奏を極く間近にみることができ感激しました。勿論、もっとも楽しかったのは、指揮の合間に曲の解説に交えたセンス良いユーモアを入れた笑顔絶やさない池辺さんの語り口。
人柄を感じて・・
多くの聴衆を前にしても一人一人に語りかけるような軽妙な話術、誰もが知る大監督との様々な出会いやエピソードなど、気取らずに語るところはやはり彼の日本有数の作曲家としての自負とその人柄ゆえなのでしょう。また70歳を超えて姿勢よく足の運びも年齢を感じさせない動きに見習うべき対象をみつけたような気がしました。久々に芸術的雰囲気に浸ると同時に新たな目標を得た貴重なひとときでした。
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