2014年02月21日「消化器トラブルを起こさないために」
《要旨》 (1)規則正しい食事時間とゆっくり食事、排便習慣が大切。(2)食事内容と食べる順序に注意:糖質と塩分は控えめ・ネバネバ野菜や海草・キノコ類を!!、ヨーグルト(善玉腸内細菌叢維持)も良い。(3)抗菌剤・抗生物質は出来るだけ使わない。(4)薬服用時には包装に注意し、十分な水分で飲むように!!(5)便秘薬に頼らない。(6)臍(へそ)をみる体操など、普段から腹筋を鍛える運動を!!
2014年05月09日「脳卒中後の再発予防と機能低下予防」
《要旨》 “三次予防”という言葉をご存じですか?日本人の三大死亡原因のがん・心疾患・脳血管疾患の発症を予防するため、生活習慣病という言葉でさまざまな予防医学的取り組みがなされているのをお聞きになっていることと思います。予防医学には3つの段階があり、三次予防とは、三大死亡原因となる疾患にかかった患者さんが、病気の増悪や再発、病気を原因とした障害の悪化により、寿命を縮めたり、生活の質を低下させないように取り組む試みを指しています。今回のお話は、脳卒中の再発予防のポイント、機能低下を防ぐ維持的リハビリのポイントについてお話しします。
2014年11月28日:「老化と骨関節疾患~特に腰部脊柱管狭窄症について」
《要旨》 リハビリ入院患者さんには、骨関節疾患にともなう腰痛が多く、特に加齢による背骨の変形で「腰部脊柱管狭窄症」がしばしばみられます。脊髄末端の馬尾付近の血流障害がその原因です。腰痛や歩行時の下肢しびれや痛み、長時間歩行困難などに加え、重症例では膀胱直腸障害を伴います。馬尾型・混合型の重症例では手術する場合もあります。しかし手術効果は限られ、またリハビリ含む保存的治療にも限界があります。今回のお話は腰部脊柱管狭窄症を中心にリハビリに影響する骨関節疾患について共に考えます。
2015年02月13日: (予定)「肥満を含む栄養障害、そして摂食・嚥下障害を考える」
《要旨》 脳卒中後遺症など、身体障害のために運動が困難となったリハビリ入院患者さんには、さまざまな栄養障害を認めます。また何らかの理由により障害原因となった脳卒中などの発症以前から不十分な栄養状態、逆に高度肥満を認める場合もあります。リハビリ病院入院後にこのような栄養障害を解決するため適切な食事指導や、摂食・嚥下障害に対する評価や治療が必要となります。今回はリハビリ患者さんに知っておいてほしい栄養障害と摂食・嚥下障害についてお話しします。
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