『大曲仙北医師会報』NO21(2014年12月25日)記事に掲載されました
医者の仕事にストレスは付き物。それにほかの医者からみれば、私のもっぱら担当するリハビリ科は緻密な診察で病気診断をする探偵のような面白さに欠け、手術や薬で治療する醍醐味も少ない。まさに、解決手段を知らなければ幾重にも障害や病気を抱え、手の施しようない患者さんを次から次へとお願いされ、途方に暮れるストレス多い臨床科のはずである。
でも私の場合、その見かけと裏腹に仕事は結構楽しんでやらせてもらっている。これは仕事と趣味がおおよそ両立出来ている証拠。そのノウハウは企業秘密!!
・・でも折角だからその一部を明かすと、自作PC5台以上をてがけ、臨床データベースも様々こしらえて仕事に活かしている。時間はかかるが仕事と個人生活で様々ライフハックしたデータをPCに納めている。そんなデータは私のブログ素材となり、施設で行う講話の素材となり、そして古くからの患者さんへ送り喜ばれる写真葉書の素材となっている。
PCは老化と共に目減りした私の“内部記憶”を補って余りある外部記憶装置。その蓄積された知識と情報はストレスフルな仕事を多少なりともストレス・フリーな仕事に変える“変換器”の役目を担っている訳だ。
・・そうは言っても数少ない医者で仕事する職場は慢性的自由時間不足。ワーク・ライフバランスを自ら推進する立場であればこそ、ここ10数年は“高齢者登山の会”に入って月数回のペースで週末に東北近郊の山を巡る。その登山に温泉は付き物。登山のない週末は当直日を除いて秋田温泉に浸るので、ほぼ毎週の温泉通いをここ10数年来ずっと通してきた事となる。
酒もタバコもゴルフもやらないが、こうしてみると、“私のストレス解消法”は、意識せずともずっと以前から仕事の内外に備わってきたようだ。
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