市町村合併後対象リハ検診施設は限られて・・・
当センターでは、開設以来、地域高齢者・障害者の“リハビリ検診”を続けています。当初は市町村の協力あり、対象施設・グループも多かったのですが、平成11年度以降の市町村合併でこういった企画への自治体協力が減少、現在は2カ所の介護施設を対象に検診を実施しています。
西仙北地区特別養護老人ホーム「ありすの街」へ
検診スタッフは、PT3、OT2名と小生、および地域連携室職員2名。本日検診先(西仙北地区「ありすの街」)対象者は入所者13名、デイ・ケア2名の計15名。主に身体運動機能・認知機能をチェックし、それまでのデータと比較します。
施設では専属PTが新たに配置されるなど、身体機能維持・リハビリには日常的に力を入れるようになりました。しかし認知面で低下した高齢者(大半が80歳以上)が多く、スタッフの負担が大きいのが実情。起居移動は歩行見守りレベル以下ではどうしても車椅子移動が優先されているようです。
検診結果をみると、経年的に運動機能・認知機能は数値の上でも明らかに低下しています。勿論、中には90歳以上の年齢で認知面でもしっかりした日常生活自立の方がおられます。
老いに負けず、身の回りのことを他人に任せず、自立した生き方の出来る人、そういった人はどこで生活しようが身体機能・認知機能が維持され、健康寿命を保つことができるようです。
検診対象者とお話していると、彼らの認知機能低下の有り無しに関わらず、その人なりの生き方から学ぶことがたくさんあります。この例年の検診を私自身も楽しみに感じてでかけています。そして2週後の11月20日、この検診報告と健康講話をするため再び彼らに会いに行く予定です。
0 件のコメント:
コメントを投稿