2012年9月30日日曜日

新米で玄米黒豆入り御飯

秋田は新米の季節。新米を使ったキリタンポ、NHK全国版でも季節の便りで放送された。地方紙さきがけの写真でもホントにおいしそう(http://bit.ly/PBqNwd)。

知人Aさんから今年も玄米で新米を送っていただく

  今年も新米が届いた。私が玄米菜食に努めていることを知って勿論、玄米で。早速、いつもの黒大豆入り玄米を炊く。出来上がりは赤飯ライク。玄米の嚼み心地と独特の甘さはこれに優るものはない。

いつもAさん有り難う。身体の障害があってもいつも明るく笑顔を絶やすことのないAさん。ご夫婦ともいつまでもお元気で!!



2012年9月25日火曜日

[Med-REHA] 今どき、リハビリ入院の現状は?

我々のリハセンター1年間の入院患者実態をその主病名からまとめました



  回復期リハビリ病棟50床、それ以外の患者さんが入る療養型リハビリ病棟50床で構成される専門リハ施設の入院患者動向は、その主病名からみても年々大きく変化しています。地域の高齢化を反映した疾病構造変化、地域医療連携体制進展とセンターに求められる専門性が入院する患者さんの疾病・障害構造に大きく反映しているのです。


求められている質と量のリハビリテーション


  初発脳卒中自体が減少して、数多くの背景疾患を抱える再発性脳卒中、各種の合併症や背景疾患のためリハビリが一見困難なケースが紹介されてきます。特に入院する多くのケースが認知症を合併しています。整形疾患や変性疾患、心疾患や末梢血管疾患が伴うケースも多い。たいていの患者さんが10個以上の保険病名を持っており、リハビリ入院となった主病名や障害が特定困難なケースもあります。このため入院期間は長期化傾向、また専門性とリスク管理の負担が増えて主治医はじめチームの質的・量的負担が増えています。

回復期病棟を含めて「廃用症候群」が多い


  年々、いわゆる「廃用症候群」で入院されるケースが増加しています。「廃用症候群」とは、障害発生・障害悪化の直接の原因が日常生活を含む身体運動が不活発になったり、外科手術その他の治療入院で安静を余儀なくされて発生した身体機能障害。

療養型病棟では嚥下障害の評価・訓練入院も多い


  療養型病棟では専門的リハビリテーションのためにパーキンソン病や脊髄小脳変性症など、変性疾患患者さんが従来多かったが、最近は嚥下障害の評価・治療・訓練のケースが増えています。こういったケースでは胃瘻造設をして嚥下治療食選択や本人への嚥下訓練・家族指導をしています。


2012年9月24日月曜日

[Med-REHA] 紫外線・素肌・化粧品、そしてHSP


化粧品は2兆円産業!!

  今朝、朝日新聞広告局による全面広告で再春館製薬所の化粧品宣伝が掲載された。ホンの小さな新聞広告でも相当のお金がかかる。地方独立行政法人に所属する我々リハセンター15周年記念行事を新聞に掲載するのに相当宣伝費がかかった。全面広告では一体いくらかるの?

HSPと化粧品

  水島 徹著「HSPと分子シャペロン」(講談社・ブルーバックスB-1774、2012年6月20日刊行http://amzn.to/SNSKQC)にHSPの一種でHSP70という成分が紫外線による皮膚傷害と表皮の壊死を防ぐ話が紹介されている。これが化粧品として応用できないか、当時熊本大学に奉職していた水島が化粧品メーカーとの共同研究を行った話が紹介されている。ちなみに化粧品市場規模は2兆円を超え、一般の市販薬市場8000億円と比べても非常に大きな成長産業である。HSP70は、紫外線によるシミ、すなわちメラニン過剰産生や皮膚障害を予防し、また紫外線による皮膚損傷を修復するという。
  HSP70を含む生薬を検索してヤバツイという生薬が見出され、この生薬を含む化粧品が水島のサポートで発売された。この化粧品自体の名前は小生にはわからないが、その発売元はこの熊本にある再春館製薬所。
 実験的にその効能は確認されており、実際に使っているご婦人の方々の評判上々で、きっと高価でもどんどん売れているのだろう。広告の大きさがそれを物語っている。

2012年9月21日金曜日

“健康でない人”の“健康方程式”「DEET」

健康の定義

健康の定義はいろいろある。一般には元気で他人の世話にならず、自立生活を営める生産的な心身の状態が“健康”である。日本全国、高齢化が進んで他人のお世話にならずに長生きし、ピンピン・コロリとあの世に迎えられるのが理想と説かれる。先日の敬老の日には、全国の高齢化率が20数パーセントとなり、100歳以上の老人が5万人を超えた、などと報道された。また健康寿命と平均寿命の差、すなわち他人のお世話となる期間が平均してどの位あって、その期間を如何に短くするかなども考察されていた。
  われわれリハビリテーション医療や介護の分野で働くものが、心身の障害持つ高齢者、脳卒中後遺症患者さんなどを扱い、その健康を考えるときにも彼らのQOLを如何に維持するか、その元気・長生き・自立度維持のフォーミュラが必要だろう。

健康人の“健康方程式”

2005年、医師で生命哲学研究所を起こした井上 敬医師は、健康者の「健康方程式」を提唱している(健康方程式シリーズ - Welcome to Institute of Biophilosophy !)。彼のいう健康方程式は「HOST」。H(Health)=O(oxygen)+S(simplified Meal)+T(Thanks)である。すなわち、健康生活維持には呼吸法と活性酸素を暴れさせない工夫、素食と少食、感謝の心が鍵という。その内容はなかなか説得力あり、私も実践に努めている。

“非”健康人の“健康方程式” 「DEET」

私のリハセンターに入院してリハビリを受けている方々や、施設・地域での健康講話をする機会が多い。講話の対象者の多くは既に健康寿命の過ぎた、“非”健康人である。私は井上 敬先生の向こうを張って、“非”健康人の彼らに、“健康方程式”DEET」を提唱した。

D:Doctor and Drug(かかりつけ医と服薬)

障害や病気を管理し、定期的に検査をしながら、彼らのQOL維持に適切なアドバイスをする「かかりつけ医」や「主治医」が必要である。服薬も欠かせない。ケア・マネもかかりつけ医の足りない所をカバーするのが理想である。

E:Exercises(運動)

運動は健康人だけのものではない。障害残る患者さんは一生リハビリ(=運動)が必要。大地震後の仮設暮らしで日常生活動作能力が低下して要介護者が増加した。運動は認知症悪化予防にもとても有効なことが立証されている。障害レベルに合わせた運動メニューを作るのは我々リハビリテーション職種の得意とするところ。

E:Eat(食事と栄養管理)

井上先生が健康者の「健康方程式」でも触れている。健康者でも“非”健康者でも健康維持に食事に対する心構えが大切。ただし素食・少食が良いといっても、最近むしろ栄養障害を抱える方も多い。“リハビリ栄養”という言葉で、最近はリハビリを受ける患者さんの栄養障害に対する対応や栄養管理に腐心している。

T:Temperature(体温・加温)

これが私の強調したい「健康方程式」の要。斎藤真嗣著「体温を上げれば健康になる」(http://amzn.to/QH32mu)、伊藤要子著「加温生活」(http://amzn.to/P5bNGC)。自己免疫力を高め、身体の構造蛋白が病気で傷害されたとき、その組織修復に働くHSPを活性化するひとつの出来そうな工夫は体温を上げることである。 

2012年9月19日水曜日

和賀仙人山(882m)に登る

和賀仙人山登山1209    2102/09/16日曜日、この日も東北日本海側の秋田は好天で快晴で残暑厳しい一日となった。

   早朝6時出発、国道13号線から横手で107号線に抜け、山内を経由して北上に入り、錦秋湖を左手に見て和賀川にかかる橋を越えてすぐ、T字路の右手に「仙人峠の姥スギ入り口」を標示を折れて先に進み、重化学工業・北日本酸素の敷地を過ぎて人気のない登山口の狭い駐車場に車を止めて、午前9時少し前に登山開始。

    登山口には登山者記名箱が取り付けられているが、最近の登山者記録は見あたらない。姥スギまで1,67km、第一・第二展望台を過ぎて頂上まで4,28kmの標示があると、2006年の山行記録に書かれるが確認できず。久那斗神社の鳥居を越えて登山道に入り、北上線の鉄橋の下をくぐって、比較的道幅の広いかつて秀衝街道と呼ばれた古道を進む。

「森の巨人たち100選」の一本≪姥スギ≫

  久那斗神社に到着する手前で、林野庁が国有林の中から選定している「森の巨人たち100選」の一本に指定された幹周囲11,5mの姥スギに面会。全景は無論デジカメでは収まらないがそこで記念写真1枚。

  久那斗神社からが大変だった。第一展望台まで階段ない状態でずっと登りが続き、一部はロープが張られているがあまり助けとならず。しかも道は予想に反して未整備でほとんど背の高い笹藪をこいでの登りとなる。熊の恐怖もあり鈴や爆竹をならして進む。しかもやっとの思いで到着した頂上は、数m四方で三角点がおかれたのみ。食事する見晴らし良いスペースなく、早速とって返して下山。一部雲もかかるがおおむね快晴で風もなく蒸し蒸しした状態で下着もびっしょり。下山後、早速近くの景勝園で入浴し汗を流して帰秋。

2012年9月18日火曜日

敬老の日を控えリハビリ健康教室

   秋田県の高齢者人口は、県都・秋田市とほぼ同数の32万人となった。県として、その高齢化率30%は超えて秋田県は超々高齢県となった。

    私の所属する県立リハセンでは開設以来例年、県福祉エリア協賛で≪リハビリ健康教室≫を開催している。先日9月15日土曜日、敬老の日を含む3連休初日に横手市大森にある秋田県南部福祉総合エリアにてこの健康教室を開催した。

   リハセンから私と連携相談科職員2、PT1、OT3名の計7名が参加した。あらかじめエリア担当者からは、施設利用者(軽費老人ホーム・老人マンションなど入所者、地域老人など)を中心に当日の催し案内をしてもらった。教室は健康講話“介護するもの・されるもの、皆の健康が第一”という私の講話に加えて、ドンパン節に合わせたリハビリ体操である「ドンパン体操」、希望者を対象にした認知力・体力テスト・医療リハビリ相談を受け付ける。プログラムは、全部で約3時間となる。特に南部エリアでは、毎年同じ時期にこのリハビリ健康教室を開催しており、参加を楽しみにしている方々も多い。

  

今回は、連休初日で参加者は例年よりやや少なめ、それでも中央から離れたこの地域では決して少なくはない、28名の参加者(施設者21名、地域在住者7名)があった。ドンパン体操後の検診は、施設の方5名、地域在住者2名が受診。

高齢化がどの地域でもどんどん進み、秋田県でも1号被保険者の介護保険認定者は20%を超える。“介護する者”も“介護される者”も高齢化している。老々介護、病病介護が現実である。病気や障害を持っても、元気に障害を悪化させずに活きるにはどうしたら良いか? 今回の健康講話では、

その勘所を“私の健康方程式”として“DEET”という頭文字にまとめてお話した。

2012年9月7日金曜日

『免疫の反逆』(ドナ・ジャクソンナカザワ著、石山鈴子訳・ダイヤモンド社刊)を読む

  障害管理と機能回復訓練が医療の主体であるリハビリテーション科にも自己免疫疾患による後遺症のアフターケアー・生活指導を求めて紹介入院となるケースが増えている。ギラン・バレーによる感覚異常を伴う不全四肢麻痺例が最も多いが、多発性硬化症や、よく原因のわからない"脊髄梗塞"もよく入院してくるようになった。
 本書『免疫の反逆』*では、アメリカ国民の12人に一人、女性の9人に一人が自己免疫疾患を発症し、この割合は癌や心臓病よりも高いと強調している。そして自己免疫疾患激増の事態認識は米国内でも低いと警鐘を鳴らしている。  自己免疫疾患激増の背景にそれを誘発する何かがあり、その誘因となる物質を表現するために「自己免疫誘発物質(autogen)」という用語を紹介している。
  40年前、レイチェル・カーソンは著書『沈黙の春』の中で、化学の時代が環境変化を引き起こし、人間と共生する多くの種の繁殖や生存を脅かしてしまったかを明らかにした。そして本書の著者ナカザワは様々な疫学的事実とエピソードから、この化学物質による環境汚染が免疫システムを混乱させる原因であると多くの研究者が結論づけるまでに至っていること、その対策を講じることが産業発展を阻害するものとして「不都合な真実」と見られる故に殊更この事実にスポットを当てる必要があることを強調している。
  米国内のループス(SLE)や小児の1型糖尿病が激増、フィンランドでは多発性硬化症(MS)の発症率が過去50年3倍に上昇しているという。これら自己免疫疾患の診断はしばしば困難であり、診断技術向上が見かけ上の発症率上昇に関係している可能性がある。しかし著者は今日のこれら疾患の激増を診断率向上のみ帰することは出来ず、世界的な環境汚染進行の影響が大きく第一義的要因と考えるのがより妥当としている。
  本書を読んで意外に身近にある自己免疫疾患を再認識した。教科書的知識から具体的で生きた知識・疾患として再認識させられた。時に扱う原因不明の脳卒中が抗リン脂質抗体症候群(APS)によるものでなかったのか、などと反省した。また同時に地球規模で進む環境変化の怖さを肌で感じさせられた。
*ドナ・ジャクソンナカザワ著、石山鈴子訳・ダイヤモンド社刊『免疫の反逆』http://amzn.to/OUenjc

2012年9月6日木曜日

リハセン抗加齢ドック(WEB用)案内を作っています

※1週間後を目処に以下のURLでご参照下さい。掲載写真はその報告書事例です。


《リハセン抗加齢ドック》のご案内

  超高齢化社会の中で健康で自立した生活を保ち健康寿命を維持するためには、日常の食や運動に注意した生活習慣が大切です。また、たとえ持病や障害があっても定期的に健康や運動・動作能力、体力をチェックして現在の自らの身体状態を知る事が必要です。リハセン抗加齢ドックは、脳と生活習慣病ドックを合わせ効率よく短時間に必要な項目の検査を行います。

●《リハセン抗加齢ドック》の特徴は何ですか?
(1)検診項目は、"脳"と"生活習慣病ドック"(癌検診項目は除外)で構成されます
(2)すべての検査は午前中で終了する短時間検診です
(3)肥満の正確な診断が可能な内臓脂肪測定をMRIで行います

●どんな方が対象となるのでしょうか?
(1)生活習慣病(高血圧・糖尿病・脂血異常・心臓病・ガン)を心配される方:癌検診相当項目(腫瘍マーカー・消化管内視鏡・PET核医学検査)を除く、動脈硬化性疾患(血管病)を中心に検査致します
(2)脳卒中発症を心配される方:未破裂脳動脈瘤や血管奇形、脳血管狭窄や閉塞、のきい系、
(3)介護が必要な方を抱えるご家族の方:老々介護で時間的にもゆとりない介護家族の方に対して、短時間に効率よく検査致します。
(3)身体機能に障害があって、能力低下や背景疾患の悪化を心配されている方:リハセンの専門性を活かして通常の検診項目に加えて障害進行に関する不安に適切なアドバイスも行います

●検査結果はすぐにわかるのですか?
  外注検査はありませんので、検査終了次第(通常は午後1時30分頃)、担当専門医からの説明され、結果成績表が渡されます

【おもな検査内容】(表になります)
検査項目:
(1)血液・尿検査・体組成(身長・体重・脂肪量・体脂肪率など)・腹囲、問診と診察
検査目的:生活習慣病に関わるリスク検査
(2)超音波骨密度検査
検査目的:骨粗鬆症や転倒時骨折リスクスクリーニング検査
(3)胸部X線撮影、MRI
検査目的:脳卒中などの脳血管疾患や心肺疾患有無の検査、腹部MRIで内臓肥満の検査
(4)頸部頸動脈超音波(エコー)検査
検査目的:動脈硬化の進行程度評価
(5)心電図・肺機能検査
検査目的:運動で問題となる心肺機能検査
(6)超音波骨密度検査
検査目的:骨量・骨質、若年成人と比較した骨折リスクの評価
(7)体力・運動・バランス能力検査
検査目的:年齢相応の体力や動作能力があるかの評価

以下、省略

2012年9月5日水曜日

HSPとUnfolding病 ~ 水島 徹著「HSPと分子シャペロン」を読む

   最近読んだ、ブルーバックス、水島 徹著「HSPと分子シャペロン」*は久しぶりに新鮮な情報に触れて、その快感と面白さに酔わされた。
    HSP自体は脳卒中発症直後、その損傷回復過程で産生される組織修復マーカーとして理解するようになり、更に温熱によってHSPが体内で産生され体力回復・運動能力回復につながることから、リハビリテーション臨床の面からも注目するようになった。また学会報告やその著書**から伊藤要子氏の基礎と臨床をつなぐ仕事にも注目していた。水島氏の「HSPと分子シャペロン」はこういった背景からタイトルを聞いてすぐに購入した。そして読み始めて予想以上に新しい情報が盛り込まれていることに興奮させられた。
HSPの変性蛋白の認識メカニズムとその凝集を抑制する仕組み、HSPが分子シャペロンとも呼ばれて、蛋白質生成直後から最終的に分解されるまでのすべての過程に関わっていること、特に蛋白質が正しい立体構造になるためにHSPが重要な役割を果たし、それが障害されると蛋白合成に失敗してアミノ酸まで再分解されるか、あるいは正常蛋白が出来ず病的異常蛋白が生成されてしまうこと、そしてこれがアルツハイマー病やパーキソン病なども含まれる、アンフォールディング(Unfolding)病と総称される疾患発症の原因となることなど、まさに自分が臨床的に関わることの多い加齢性疾患や神経変性疾患がHSPという身体を構成する蛋白の生成と再生に欠かせないシャペロンとしての働きの異常によって一元的に説明・理解可能となったことはとてもすばらしいことだ。
本書では健康サプリメントや抗潰瘍薬での研究でHSP生成を促すセルベックス(掲載写真はそのカプセル)が動物実験レベルでアルツハイマー病の根本的治療薬になり得る可能性も指摘されている。理論的には当然であり今後も注目してゆく必要がある。

*http://amzn.to/SisCU1
**http://amzn.to/NLfYeC (伊藤要子著:加温生活「ヒートショックプロティン」があなたを健康にする マガジンハウス2011年11月10日初版発行)


2012年9月4日火曜日

焼石連峰の一角、夏油駒ヶ岳に登りました


  折からの好天と残暑の続く2012/09/02日曜日、山の会で岩手県北上市金ヶ崎、焼石連峰の一角をなし夏油三山のひとつである駒ヶ岳(駒形山)に登る。
 早朝、国道107号線から金ヶ崎方面に入ると予想に反し霧雨模様。雨具をつけて8時過ぎに登山者記録ノートの置かれた登山口から入る。 心地よいブナ林が続く整備された登山道を進む。途中、雲間から陽射しが照り始めて雨具を脱くが、この頃より湿気と蚊に悩まされる。蚊取り線香を焚いているが結局両耳を刺されてしまった。
  4等三角点から尾根北端の下・上賽の河原に至る頃、陽射しは更に強く、頂上に近いはずなのにむしろ気温は上昇。一方、上賽の河原を過ぎる頃より傾斜ややきついが漂う風は心地よい。
  登山開始後2.5時間程で駒形神社奥宮のある頂上に到着。途中、人気はなかったが頂上には2グループほどの先客あり。雲がうっすらかかった焼石や経塚山・牛形山、夏油スキー場を眺望する。下りは足下が滑って両手ストックをついてゆっくり下山。

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