●上京して久し振りの屋外散歩を満喫
2013年1月、表記講習会に参加。秋田は大雪で夜間出発便に多少遅れあったが、空路往復は何とかトラブルなし。帰り1日遅れると、関東の積雪トラブルで帰られない処だった。
宿泊先の半蔵門から飯田橋まで徒歩40分、内堀通りから九段下経由で久し振りに心地よい散歩を楽しんだ。
●講習1日目はスポーツ外傷と障害など各論
(1)脊椎・体幹
基本事項として頸椎・腰椎レベルの障害を知る上で、荷重が椎間板と左右椎間関節の3点支持でなされている点がポイント。スポーツよる脊損発生は水中飛び込みやアメフト、スキーなどで多く、事前の注意喚起やルール改正で以前に比して減少しているとのこと。個体要因としてやはり脊柱管狭窄のケースは要注意!!競技スポーツ経験者の慢性障害としては腰痛が多い事、スポーツをする小中学生の腰痛は椎弓疲労骨折が原因。脊柱・体幹のインナーマッスル強化で体幹安定化することで予防可能なこと。
(2)運動負荷試験
負荷試験は、実施してもすべての突然死を予測できないことから安静時心電図所見で適応を選択して行うのが現在の趨勢。ただ6メッツ越える激しいスポーツを行う場合は実施すべきである。負荷時所見として要注意は負荷時無症候性心筋虚血や不整脈、異常高血圧。既存疾患の運動療法が目的の場合、リスク評価のため運動負荷試験を行い、運動処方を行うこと。運動負荷なしの場合、運動療法における負荷強度は安静時心拍+推定最大心拍×(0.3~0.5)などが参考となる。
(3)スポーツによる下肢外傷
下肢外傷は、いわゆる足関節捻挫が多い。靱帯損傷が伴うことが多く、不適切な処置は後遺症を残す(足根洞症候群など)。固定は足関節背屈位で行うこと。疲労骨折やアキレス腱断裂も多い。膝関節損傷では前十字靱帯(ACL)損傷が重要。膝関節腫脹、関節内血腫あればACL損傷が濃厚。
(4)スポーツによる頭部損傷
脳外科が関わる外傷では、一見軽微な脳震盪に注意!!
受傷後時間を経て症状が出現したり悪化する場合あり。またボクシングなどで反復する頭部外傷は高次脳機能障害や認知症の原因となる場合がある。スポーツ現場での脳震盪評価には簡単なバランステストや記憶検査が挙げられている。
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