外来で高齢世帯の“危うさ”を垣間見た
引用やや古いが、厚労省・国立社会保障・人口問題研究所が公表した2018年1月資料(写真記事)では、ここ20年余りの間に一人暮らし世帯が全体の4割程度を占め、特に65歳以上の高齢者独居率が急増すると予測している。この中には未婚の単身高齢者も含まれ、その生活を支える仕組みには社会保障の高齢者サービス(公助)がますます重要となるだろう。さて、私が普段向き合う高齢患者の多くは高齢夫婦二人世帯であり、次いで共働き夫婦と二世帯同居する高齢者、未婚ないし離婚経験のある息子・娘との同居、などの高齢者が大半である。今日はリハセン外来。そこにやって来る患者さん夫婦で、その高齢二人世帯の患者に突然覆いかぶさる生活上の“危うさ”を2例続けて垣間見せられた。ラクナ梗塞で糖尿病の現在78歳となるKTさんは、75歳でパーキンソン病の奥さん(KR)と夫婦で私の外来に通院していた。KTさんが運転して外来に仲良くやってくるが、奥さんはパーキンソン病症状のコントロールが良い割りに様々訴えが多く外来ではその訴えを傾聴すると満足して帰っていく状態を繰り返していた。去る6月、原因不明の意識障害あり救急病院に入院。後日の報告で原因不明の複雑部分発作と診断された。またパーキンソン病に認知症が進行し、ケアマネと相談し施設入所となった。それまで互いの足りない部分を補いながら生活していたKTさんは奥さんの入所でひとり暮らしとなった。今日の外来受診では、その衣食住の不便や寂しさを様々訴えていた。右被殻出血後遺症で通院するST(82歳男)さんは奥さんと二人暮らし。月に一度奥さんに連れられ外来受診を楽しみに公営バスでやって来る。ところが最近、付き添う奥さんが外来受診日を間違える事が急に多くなり、先月は1週遅れで受診、今月は時間通り受診せず外来看護師が自宅に電話をするとやはり受診を忘れていたようだ。奥さんの認知症が顕在化してきたらしい。
早朝トレッドミルと朝食
昨日月曜日は入院患者を受けたほか、病棟患者の対応、二つの会議が入り、帰宅後は一気に疲れを感じてしまった。一方ネット注文していた自転車の空気入れと自転車用ヘルメットが届き、その扱いなど説明書を読みながら今後のサイクリングを想像して悦に入っていた。午後10時過ぎ就寝。今朝は時間通り午前5時起床。薄日が射す、まずまずの天候。早速トレッドミルに乗った。今日は運動時間47分で距離7.15km、速度8.9km/hr.、平均HR120bpm、消費カロリー343kcal.(グラフ)。シャワーで汗を流した後の朝食はメバル刺身ほか、定番メニュー(写真)。
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