朝日新聞読者の声から“緩和医療”を考えた
前線停滞で朝から雨降り。早朝の屋外はここ最近に比べてずっと暗い。起床後、いつものパターンで朝食(写真)をとる。食後、日曜の朝定例となっている数日の新聞にまとめて目を通し、切り抜き。無論、今日の朝刊にも目を通したが、今日の記事では朝日読者欄の声で、“命に寄り添える人こそ良医”が目を引いた(写真)。これは75歳朝倉さんという方の投稿。夫がパーキンソン病と診断された時、またその3年後に誤嚥性肺炎で亡くなる時、いずれもこの時の医師の言葉で如何に夫も、また投稿者である自分も救われたかを書いている。医師の何気ない言葉が患者やその家族を大きく傷つけたり、逆に励ましとなる事は自身もよく経験する。しかし患者を取り巻く様々な状況や年齢・症状や疾患の重篤度など一つとして同じ事はないので、日常の臨床場面で積極的治療の引き際、緩和医療への移行のタイミングなどで悩む事は多い。死期が間近に迫る状況ではないが、消化管出血を起こしているTT(89歳女)さんは、積極的治療を拒否して「殺してくれ!」という一方で様態が悪化すると「助けてくれ!」と叫ぶ。誤嚥性肺炎を繰り返すYS(87歳男)さんは入院長期化で認知症が増悪し、補液や酸素を拒否し、ただ見守っているしかない。いずれのケースも家族には積極的治療が困難なことと緩和ケアを中心に看ていくことを誠意をもって告げている。
昨日は土曜出勤・午後に待望の自転車来る!!
重傷者が多く、また他医からのリハ依頼のケースを診察するため昨日は土曜出勤となる。幸い重傷者は小康状態で、依頼患者の診察を時間をかけて行う。このケースは誤嚥性肺炎後の食事摂取不良で先月入院、すでに胃瘻造設されて栄養状態は回復に向っている。診察した所見では気晴らし的な経口摂取が可能となりそう。来週に嚥下機能検査を予定した。正午過ぎ帰宅。午後に待望の電動アシスト自転車(YAMAHA PASブレイス)が配達となっていた(写真)。この類の自転車は当地区では購入困難なため、止むなくネット購入となる。マニュアルを読みバッテリーを充電して早速試乗。平地も多少の昇りも、あたかも下りを走るような軽いペダルの踏み具合で走る。街中を走れるマウンテンバイクなので多少の悪路でも走行性能は良くスピードも出る。走行を楽しむためには是非ともヘルメットが必要なので早速注文する事とした。
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