高齢患者は誤嚥が多く油断できない!
今日は晴れマークだが、気温が上がらないという天気予報。確かに朝は涼しかったが、午後から日差しが強まり気温は由利本荘で27度まで上昇した。
早朝トレッドミル実行!
二日間トレッドミルを休んだせいで今日はあまり息は上がらず、warm-up後のランニング(時速11~12kmh)で3km程走り、その後、速歩モードに移行。土曜ハイキングの筋肉痛が残っており速度を上げると大腿後面中心に痛みが出るので無理せず最後まで速歩で通した。運動時間54分、平均速度kmh、運動距離8.1km、平均HR122pbm(グラフ)。シャワーで汗を流した後の朝食。今日も新鮮な刺身用ヒラメのカルパッチョ、ほか。蒸し野菜・味噌汁にも“あしたば”が入る(写真)。
定時出勤。今日は入院患者の定期処方も出勤直後のオーダリング端末で行わねばならず忙しい。ところが昨晩あたりから一時元気になっていた左上葉肺ガンと肺気腫で呼吸不全があり左大腿骨折保存治療となったKG(87歳男)さんが38度台の発熱と酸素分圧低下で酸素療法を開始しているという。早速、診察とその後の胸部Xp依頼、緊急採血を実施。やはり誤嚥性肺炎だ。KGさんは肺ガンと肺気腫で呼吸不全状態だったため、咳嗽を促すace阻害剤や利尿剤使用が使用されていた。この影響で血圧が収縮期70mmHgまで低下、これらの薬を切ってやっと元気を回復した所だった。胸部Xpは両下肺野にスレート状の陰が加わって、炎症反応も上昇、誤嚥性肺炎と診断した。
超高齢者の嚥下障害や肺炎をどうするか?
家族と相談して、酸素療法に加えて絶食・抗生剤投与だけは行う方針とした(重度貧血もあるが肺炎が回復すれば考えることとした)。高齢者が多い当院では嚥下障害を合併しているケースがとても多い。そのため、リハビリテーション科として嚥下機能の診断と治療が出来る体制を現在整えつつある。呼吸器専門のY先生が来たこともあって呼吸不全や誤嚥性肺炎の治療目的で紹介されてくる外来患者も増え、その対応に苦慮している。最近の新聞記事ではこういった誤嚥の問題や嚥下リハビリについて触れた記事も多くなってきた(記事・写真)。高齢人口が増えて80歳を超え、90歳前後のお年寄りの誤嚥や嚥下リハビリの取り組みをどうするべきか、経験を重ねて考えていかねばならないと思っている。“高齢だから治療しない、リハビリの適応外だ”といってしまうのは簡単だが任務放棄と言われても仕方がない。午後、診療録管理委員会・薬事委員会が続き、さらにDOAC(エリキュース)の最新情報について勉強会あり、午後6時30分帰宅。帰宅後の夕食は、メバルの煮つけに新タマネギ・スナック豌豆・しめじを添えがメインディシュ。また勉強会についた勝木トンカツ弁当の一部も一緒にいただくこととなった(写真)
0 件のコメント:
コメントを投稿