河合雅司著『未来の年表2』を読み終えたが・・
一昨日から『未来の年表2』を夢中で読み続け、今日10日夕方になってようやく全部を読み終えた。“人口減少日本であなたに起きること”がこの本の副題である。今後の近未来に間違いなく起こってくる現実。この避けられない現実を“人口減少カタログ”として多少誇張気味だが分かりやすいイラスト入りで、しかも確かな数値的裏付けをもって赤裸々に描いて見せる。人口減少のトップクラスを行く秋田県に住んでいると、著者が例示する数多くの事柄はいくら耳目を覆っても避けられない明日の現実として我々の身に迫っているのが良く理解できる。“未来の年表2”はこの厳しい現実を読者に突きつける事だけを目的としている訳では無論ない。はじめにも述べられているように、その現実を知って次に我々自身が打つべき方策を著者なりに示すものである。第2部「今からあなたにできること」がそれだ。そのキーワードは「戦略的に縮む」。この章で共観した点は「ライフプランを描く」の項目。たまたま、同様趣旨の記事が昨日(2018/06/09)の朝日新聞記事にもあって皆の共通の関心事であることがよく分かった。(『「ありたい自分」描き、課題発見』)ライフプランといえば結婚して子育てを含む家庭生活のやりくりを考えるスタート時点や定年前後の経済プランなどについ頭が行ってしまう。しかし、ここで言うライスプランはそのようなプランとは少し違って、“人生100年時代”に合わせて高齢者でも健康寿命を保ちながら年ごとになすべきこと、やりたいこと・やってみたいことを具体的に挙げ、それを道しるべに人生のこれからをポジティブに生きて行こうとするためのもの。歳をとる毎に時間が短く感じられるようになってきている今こそ、自分にもそんなライフプランが必要に思ったのが本を読んで一番の感想である。
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