脳梗塞発症59日目、認知症ない90歳男性MGさん入院
秋田県の高齢化率は35%を超え、要介護者も漸増、2025年には現在の1.14倍の8万人に増加する推計が本日のローカル新聞に出ている(高齢化率記事は2017年12月、要介護者数推計は2018年5月21日、いずれも秋田さきがけ新聞)。秋田県南西部に位置する由利本荘市にある当院。そのリハビリ科に入院する患者さんの多くは70歳代後半から80歳代だが、最近は90歳を超える障害を持つわりには元気な方の入院が増えた印象がある。今日は90歳男性MGさんが入院した。4月2日発症の脳梗塞で中等度以上の左片麻痺と姿勢障害(いわゆる“Pushing”)あるが、見当識良好で認知症はない。以前から軽度のムセがあり、脳画像所見では陳旧性梗塞巣もみられるが意欲的でとても90歳を過ぎたようにはみえない。拡張型心筋症や腰部脊柱管狭窄もあるが、こういった病気とも良く付き合って生活してきたようだ。現在入院中の96歳ETさんもそうだが、障害があっても90過ぎるまで生きてきた高齢者は、やはり生きる事にしたたかなようだ。早朝トレッドミル・ランニング実行!!
さて、今朝は5時起床で早朝トレッドミル実行。週日プログラムで54分、運動距離8.05km、速度8.94km/hr.、平均HR120bpm、消費カロリー389kcal(グラフ)。運動後のシャワーで汗を流し、朝食。
今朝はサクラマス刺身の他、蒸し野菜など定番メニュー(写真)。
出勤後の午前中、オーダー端末作業を終えてから先週金曜日のPEG造設患者ESさんの創部と腹部所見の確認をする。経過は問題なく、今日昼食から径胃瘻栄養を開始とする。その処置を終え、外来で先述の新規入院MGさんに対応。午後はPEG造設患者ESさんのご家族と退院日程について相談。ESさんはいわゆる“ロング・ショート”と称するショートステイを長期に利用していた方なので再び利用していた施設に戻れる保障なく、ケアマネに行く先を再度探してもらう必要があるからだ。その後、他医から依頼されているKY(69歳男)さんを診察・評価し、リハビリ開始を指示。KYさんは左延髄外側梗塞で陳旧性病巣もあり仮性球麻痺と食道入口部開大不全を来した重度嚥下障害例で、胃瘻栄養でも何度も肺炎を繰り返し現在は静脈栄養で経過をみているケースである。午後5時30分帰宅。午後6時からの夕食は、今朝市場で購入したソイの煮付けと鯛とヒラメの子和え、ほか(写真)。夜は鶴舞温泉に歩いて出かけ戻る。今晩は月も星も出ており、明日も好天が期待できそうだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿